nlib
HeapHash 構造体

ユーザーが利用しているヒープ内のメモリの利用状況のサマリが記述される構造体です。 [詳解]

#include "nn/nlib/heap/NMalloc.h"

公開変数類

size_t alloc_count
 ヒープ内でユーザーによってアロケートされた領域の数です。
 
size_t alloc_size
 ヒープ内でユーザーによってアロケートされた領域のサイズの合計です。
 
size_t hash
 ヒープ内のユーザーによるメモリ確保の状況をハッシュ値にしたものです。
 

詳解

ユーザーが利用しているヒープ内のメモリの利用状況のサマリが記述される構造体です。

説明
nmalloc_heaphash()関数で取得できます。 このオブジェクトが等価でない場合はメモリの利用状況が異なるということになります。 メモリの取得前と解放後の値を比較することでメモリリークをチェックを簡単に行うことができます。
この構造体には、CentralHeapにアロケーションされた領域の数、サイズの合計、及びその他情報のハッシュ値が格納されています。 CentralHeap内のメタデータの状況は値には反映されません。
また、CachedHeap内にキャッシュされた領域もアロケートされているものとしてカウントします。 従って、シングルスレッドで動作させ、NMallocSettingsNMALLOC_HEAPOPTION_CACHE_DISABLEを指定することで、正しいチェックを行うことが可能です。
各種例:
heap/nmalloc_leakcheck/nmalloc_leakcheck.cpp.

NMalloc.h31 行目に定義があります。


この構造体詳解は次のファイルから抽出されました: