3.1. Account Developer Portal へのアクセス方法
Account Developer Portal へは以下の URL からアクセスすることができます。
トップページで ”Account Developer Portal にログインする” ボタンを押すと、OMAS のログイン画面にリダイレクトされますので、NDID とパスワードを入力してください。
3.2. アカウントの登録
Account Developer Portal 上で、ニンテンドーネットワークアカウント(ユーザーアカウント)の情報を閲覧/編集するなどの各種操作を行うには、まず自身の NDID(OMAS から発行されるアカウント)と、3DS 上で作成したユーザーアカウントを登録する必要があります。
登録は、テスト用 ID 管理画面の ”登録” から行います。登録する際には、ユーザーアカウントの ID とパスワードが必要です。登録に成功すると、テスト用 ID 管理画面に自身の NDID 登録されているユーザーアカウントの一覧が表示されます。なお、既にほかの NDID に登録されているユーザーアカウントは、登録するることができません。
登録済みユーザーアカウント一覧にある、 “登録解除” ボタンを押すと、NDID とユーザーアカウントの登録を解除することができます。一旦登録を解除したとしても、”登録” から再度登録することができます。
また、“削除” ボタンを押すと、そのユーザーアカウントを削除します。一度削除するとそのアカウントは Account Developer Portal からだけでなく、3DS からも二度と利用できなくなりますので、この操作は慎重に実施してください。
3.3. ユーザーに関する情報の操作方法
テスト用 ID 管理画面で任意のアカウント ID を選択すると、そのユーザーのダッシュボードに遷移します。ダッシュボードでは、アカウントサーバーに登録されているそのユーザーに関する情報を閲覧することができます。また、”アクション” から、以下の操作をすることができます。
3.3.1. プロフィールの編集
以下のプロフィールを編集することができます。なお、国は変更できません。
項目 | 備考 |
---|---|
ニンテンドーネットワークID | ユーザー自身が変更することはできませんが、サービス運営上、任天堂が変更することがある値です。ID を変更した場合、二度と元の ID に戻すことはできません。 |
生年月日 | ユーザー自身が変更することはできませんが、サービス運営上、任天堂が変更することがある値です。 |
性別 | 3DS のアカウント設定からも変更することができます。 |
地域 | 3DS のアカウント設定からも変更することができます。国によって、選択肢が異なります。 |
タイムゾーン | 3DS のアカウント設定からも変更することができます。国によって、選択肢が異なります。 |
言語 | 3DS の本体設定とは連動しません。任天堂デバイス以外での利用を想定した設定値であり、3DS では利用されません。 |
メールアドレス | 3DS のアカウント設定からも変更することができます。 |
メールの受信確認が済んでいるか | ユーザーがメールアドレスの到達確認を終えているかどうかを表すフラグです。 |
広告メールを受け取るか | 任天堂からの広告メールを受け取るかどうかを表すフラグです。3DS のアカウント設定からも変更することができます。 |
パソコンなどから利用するか | ニンテンドーネットワークアカウントをパソコンやスマートフォンなどの任天堂のゲーム機以外から利用するかどうかを表すフラグです。3DS のアカウント設定からも変更することができます。 |
メールが届くか | 現時点での用途はありません(将来的に対応する予定です)。 |
二要素認証を利用するか | 現時点での用途はありません(将来的に対応する予定です)。 |
3.3.2. アプリケーションのテスト設定
アプリケーションのテスト用に、特定のエラーを疑似的に応答する機能を提供します。テスト項目とアプリケーションを選択してセットすることで、ネットワークサービス利用時の挙動を変更することができます。なお、選択肢として表示されるアプリケーションは、OMAS 上で閲覧権限があり、かつフェーズが「開発中」以降であるアプリケーションに限られます。
設定したエラーを 3DS で確認するためには、選択中のユーザーアカウントでサインインし、該当アプリケーションで、以下に示すサービストークンを取得する API のいずれかを実行してください。
- 独自サーバー用トークン取得 API nn::act::applet::AcquireIndependentServiceToken()
テスト項目 | 説明 |
---|---|
サービス終了通知 | ネットワークサービスが終了したことを表すエラーコード "022-2882" を応答します。 |
メンテナンス通知 | ネットワークサービスがメンテナンス中であることを表すエラーコード "022-2881" を応答します。 |
バージョンアップ通知 | ネットワークサービスを利用するためにはアプリケーションの更新が必要であることを表すエラーコード "022-2512" を応答します。 |
不正なサービストークン | 強制的に不正なサービストークンを応答します。 |
3.3.3. ユーザーアカウントバンの設定
選択中のユーザーアカウントに対して、バン(ネットワークサービスの利用停止)の設定をすることができます。バンの登録時には有効期限も合わせて設定できます。
バンの種類には以下の 4 種類があります。
バン項目 | 説明 |
---|---|
アカウントBAN |
選択中のユーザーがニンテンドーネットワークにサインインすることを禁止します。 "タイプ"として"アカウントバン"を選択してください。 バンされているユーザーがサインインを試みても、エラーコード"022-2802"(有効期限が設定されている場合は"022-2822")が発生し、サインインできません。 |
Wii U タイトル別アカウントBAN/ 3DS タイトル別アカウントBAN |
選択中のユーザーが特定のゲームからネットワークサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"タイトル別アカウントBAN"を選択すると、選択可能なゲームの一覧がユニークID、イニシャルコードと共に表示されます。その中から利用を禁止するゲームを選択してください。 バン設定後、サービストークンを取得する API のいずれかが実行されると、エラーコード "022-2803" (有効期限が設定されている場合は"022-2823")が発生します。 |
NEX ゲームサーバー別アカウントBAN |
選択中のユーザーが特定のゲームサーバーで提供されるサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"NEXゲームサーバー別アカウントBAN"を選択すると、選択可能なゲームサーバーの一覧がゲームサーバーID と共に表示されます。その中から利用を禁止するゲームサーバーを選択してください。 バン設定後、NEX サーバー用トークン取得 API が実行されると、エラーコード "022-2804" (有効期限が設定されている場合は"022-2824")が発生します。 |
サービス別デバイスBAN |
選択中のユーザーが特定のネットワークサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"サービス別アカウントBAN"を選択すると、選択可能なサービスの一覧がクライアントID の先頭 4 文字と共に表示されます。その中から利用を禁止するサービスを選択してください。 選択可能なサービスは、Account Developer Portal にログインしているアカウントが OMAS で閲覧可能な独自サーバーと以下の任天堂の提供しているネットワークサービスになります。
バン設定後、独自サーバー用トークン取得 API が実行されると、エラーコード"022-2805" (有効期限が設定されている場合は"022-2825")が発生します。 |
3.3.4. サービストークン取得 API の実行履歴の閲覧
サービストークン取得 API の実行履歴を閲覧するための機能です。OMAS 上で閲覧権限があり、かつフェーズが「開発中」以降であるアプリケーションに対して選択肢として表示されます。
選択した任意のアプリケーションが実行したサービストークン取得 API の履歴が、API の結果と共に表示されます。なお、NEX サーバーへのログイン API については当機能で履歴を閲覧することはできません。また、下記のケースに該当する場合は、履歴は表示されません。
- ユーザーアカウントの認証に失敗した。
- クライアント ID が間違っている。
- アプリケーションのユニーク ID が間違っている。
3.3.5. パスワードの変更
選択中のユーザーアカウントのパスワードを変更するための機能です。
変更後のパスワードを入力し、"更新"ボタンを押すことで、パスワードを変更することができます。
3.3.6. 同意済み EULA の管理
選択中のユーザーアカウントが同意した EULA (End user License Agreement) の履歴を閲覧することができます。また、任意の同意済み EULA に対して "リセット" ボタンを押すことで、同意を取り消すことができます。
EULA への同意を取り消すと、サインイン時にエラーコード "022-2503" が発生し、再度 EULA に同意するまではサインインすることができなくなります。
3.4. デバイスの情報の操作方法
ユーザーのダッシュボードの ”結び付いているデバイス” には、そのユーザーアカウントと紐付いているデバイスが表示されています。任意のデバイスを選択すると、そのデバイスのダッシュボードに遷移します。
デバイスのダッシュボードでは、そのデバイスの情報を閲覧することができます。また、”アクション” から、以下の操作をすることができます。
3.4.1. デバイスバンの設定
選択中のデバイスに対して、バン(ネットワークサービスの利用停止)の設定をすることができます。バンの登録時には有効期限も合わせて設定できます。
バンの種類には以下の 4 種類があります。
バン項目 | 説明 |
---|---|
デバイスBAN |
選択中のデバイスからニンテンドーネットワークにアクセスすることを禁止します。 "タイプ"として"デバイスBAN"を選んでください。 バンされたデバイスから、 サインインを試みても、エラーコード"022-2812"(有効期限が設定されている場合は"022-2832")が発生し、サインインすることができなくなります。また、新規にユーザーアカウントを作成することもできなくなります。 |
タイトル別デバイスBAN |
選択中のデバイスから、特定のゲームのネットワークサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"タイトル別デバイスBAN"を選択すると、選択可能なゲームの一覧がユニークID、イニシャルコードと共に表示されます。その中から利用を禁止するゲームを選択してください。 バン設定後、サービストークンを取得する API のいずれかが実行されると、エラーコード "022-2813" (有効期限が設定されている場合は"022-2833")が発生します。 |
NEX ゲームサーバー別デバイス BAN |
選択中のデバイスから、特定のゲームサーバーで提供されるサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"NEXゲームサーバー別デバイスBAN"を選択すると、選択可能なゲームサーバーの一覧がゲームサーバーID と共に表示されます。その中から利用を禁止するゲームサーバーを選択してください。 バン設定後、NEX サーバー用トークン取得 API が実行されると、エラーコード "022-2814" (有効期限が設定されている場合は"022-2834")が発生します。 |
サービス別デバイス BAN |
選択中のデバイスから、特定のネットワークサービスを利用することを禁止します。(ニンテンドーネットワークへサインインすることはできます。) "タイプ"として"サービス別デバイスBAN"を選択すると、選択可能なサービスの一覧がクライアントIDの先頭 4 文字と共に表示されます。その中から利用を禁止するサービスを選択してください。 選択可能なサービスは、Account Developer Portal にログインしているアカウントが OMAS で閲覧可能な独自サーバーと以下の任天堂の提供しているネットワークサービスになります。
バン設定後、独自サーバー用トークン取得APIが実行されると、エラーコード"022-2815" (有効期限が設定されている場合は"022-2835")が発生します。 |