5.1. 初期化処理中のスリープモードへの遷移の禁止
以下の関数による初期化処理中はスリープモードに遷移しないでください。
- CTR-SDK の nn::uds::CTR::Initialize 関数
- CTR-SDK の nn::dlp::CTR::FakeClient::Initialize 関数
- CTR-SDK の nn::dlp::CTR::Server::Initialize 関数
- CTR-Pia の nn::pia::local::UdsNode::Initialize 関数
- CTR-Pia の nn::pia::local::LocalNetwork::Startup 関数
- CTR-Pia の nn::pia::session::Session::Startup 関数
これらの関数はいずれも内部で UDS ライブラリの初期化処理を行っています。UDS ライブラリの初期化処理はスリープモードへの遷移時に行われるバックグラウンド通信のための処理と競合して正常に動作しない可能性があります。そのため、上記関数の呼び出しとスリープモードへの遷移は排他的に処理する必要があります。
ローカル通信
UDS
初期化処理
スリープ
CTR-SDK
nn::uds::CTR::Initialize 関数
nn::dlp::CTR::FakeClient::Initialize 関数
nn::uds::CTR::Server::Initialize 関数
CTR-Pia
nn::pia::local::UdsNode::Initialize 関数
nn::pia::local::LocalNetwork::Startup 関数
nn::pia::session::Session::Startup 関数
5.2. すれちがい通信を利用するアプリケーション
アプリケーションのすれちがい BOX がすれちがい通信管理から消去された場合でも、アプリケーションの進行に影響が出たり、再度すれちがい通信が始められないなどの不具合が生じないようにしてください。
ユーザーは、本体設定の「すれちがい通信管理」から、いつでも各アプリケーションのすれちがい BOX を消去することができます。ただし、ユーザーがすれちがい通信管理を起動するにはアプリケーションを終了する必要があるため、アプリケーションの実行途中ですれちがい通信管理からすれちがい BOX が消去されることはありません。このことから、アプリケーションの起動時に自分が作成したすれちがい BOX が消去されたかどうかを確認すれば問題ありません。
すれちがい通信
すれちがい BOX
すれちがい通信管理