本章では、ローカル通信のスループットの測定結果を記します。開発中のタイトルのスループットを評価する際の目安にしてください。なお、グラフィック表示等の処理負荷が大きいとき、電波状況が悪いときにはスループットが低下します。
7.1. 測定環境および測定結果
シールドボックス内に設置した 3 台の開発実機のうち、1 台を Master に設定、そこに 2 台の Client を接続しました。なお、Client のうち 1 台は送信のみを行い、もう 1 台は受信のみを行いました。
測定には、SampleDemos/uds/simple を測定用に改変して CTR-SDK 4.2.1 でコンパイルしたプログラムを使用しています。
送信のみを行う Client からは、以下の要素を組み合わせて SendTo
関数を呼び出しました。
要素 |
条件 |
---|---|
データサイズ |
100 / 200 / 500 / 800 / 1000 / 1200 / 1478 byte |
呼び出し間隔 |
1000 / 2000 / 3000 / 4000 / 5000 / 6000 / 7000 / 8000 / 9000 / 10000 us |
送信オプション |
0x00 / NO_WAIT / FORCE_DIRECT_BC / NO_WAIT | FORCE_DIRECT_BC |
測定結果として、受信のみを行う Client で測定したスループットおよびエラーレートを送信オプションごとにグラフにしたものを以下に示します。
送信オプション = 0x00
送信オプション = NO_WAIT
送信オプション = FORCE_DIRECT_BC
送信オプション = NO_WAIT | FORCE_DIRECT_BC