2. NFP ライブラリでできること

NFP ライブラリは、CTR 向けの NFC リーダー/ライター、または SNAKE 本体に搭載された NFC(Near Field Communication)モジュールを介して、NFP タグ(NFP 用にフォーマットされた IC タグ)の読み書きを行うためのライブラリです。

NFP ライブラリでは現在、以下の機能に対応しています。

表 2-1. NFP ライブラリが対応している機能
機能 備考
NFC タグの検知

NFC リーダー/ライターでは amiibo を、 SNAKE では amiibo および交通系 IC カード (Suica, PASMO, Kitaca, TOICA, manaca, ICOCA, SUGOCA, nimoca, はやかけん) を検知できます。なお本ドキュメントでは、検知可能な IC タグや IC カードを総称して NFC タグと記載しています。

上記に記載していない NFC タグも検知できる場合がありますが、 NFP ライブラリでは動作を保証していません。

NFP タグの読み書き 読み書きが可能なのは NFP タグのみです。
NFP タグのバックアップ

NFP ライブラリを使用して NFP タグにデータを書き込むと、自動的にライブラリがそのデータを本体(「amiibo設定」のセーブデータ)にバックアップします。

NFP タグ内のデータが破損していた場合、アプリケーションからの明示的な操作によって、バックアップしておいたデータから NFP タグ内のデータを復旧することができます。

また、タグは同時に一つしか使えません。 タグを同時に二つ以上を認識させようとすることはサポート対象外となり、正常に動作しません。NFC リーダー/ライター使用時に、このような使用方法をした場合、NFC リーダー/ライターがハングアップしてしまうことがあり、電源を入れ直さなければならない状態になります。