SNAKE には、3D ブレ防止機能・入力デバイスの追加・カメラの性能アップなど、新たな機能が搭載されていますが、これらの機能を実現するため、SNAKE は CTR とは一部非互換なハードウェアとなっており、システム処理も異なっています。SNAKE の追加機能の詳細については、「3DS オーバービュー」をご参照ください。
標準アプリを CTR で動作させた場合と SNAKE で動作させた場合で挙動が変わる可能性がありますので、標準アプリであったとしても CTR と SNAKE の両方で動作確認をお願いします。
動作確認の際の注意点は以下の通りです。
パフォーマンスを追求しているシーン |
SNAKE では CTR と比べ、メモリアクセスのレイテンシが増加するため、メモリアクセスが待たされ、アプリケーションの処理に時間がかかることがあります。 アプリケーションの処理時間が最大 5 %ほど余分にかかっているというシーンも見つかっています。 CTR でギリギリのチューニングを行っている場合、SNAKE では処理落ちが発生する可能性があります。 |
ローカル通信 | SNAKE と CTR では、ローカル通信のシステム処理が異なるため、両方が混在したローカル通信時の挙動が想定外になる場合があります。 ローカル通信の動作検証については SNAKE と CTR を混ぜる、それぞれを親機にするなどの確認も行ってください。 |
カメラの起動・終了 | SNAKE の 3D ブレ防止機能はカメラからの入力を利用するため、アプリケーションがカメラを利用すると3Dブレ防止機能は無効になります。 カメラライブラリの初期化・終了の処理において、3D ブレ防止機能の有効・無効の切り替えも行いますので、SNAKE では CTR と比べてカメラライブラリの初期化・終了の処理時間が少し長くなることにご注意ください。 |
HOMEメニュー | SNAKE では、HOME メニューは拡張モードで動作し、標準アプリを起動する際に標準モードに切り替わります。 厳密には、標準モードに切り替わるのは、 nn::applet::Enable() 呼び出し時であり、それまでは拡張モードで動作します。詳細は「4.2.4. 動作モードが切り替わるタイミング」をご参照ください。HOME ボタン押下時には、中断中のアプリケーションも含めシステム全体が拡張モードで動作することにご注意ください。 |
入力インターフェースの違い |
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