本パッケージは CTR 向けの P2P 通信ライブラリである CTR-Pia 5.4.3 です。
本パッケージは全てのモジュールが RC 版です。弊社窓口に事前に相談いただくことでマスター提出が可能となります。
未対応の機能については、プログラミングマニュアルの各モジュール毎のトップページにある機能概要を参照ください。
インクルード時のフラグ定義に関して
本ライブラリのヘッダファイルをインクルードするときのフラグは、CTR-SDK 同梱のビルドシステムのフラグ設定に従ってください。
具体的には、Release ビルドのときは、 NN_BUILD_VERBOSE や NN_BUILD_DEVELOPMENT、NN_BUILD_DEBUG、NN_BUILD_NOOPT を定義してはいけません。
Developmemt ビルドのときは、NN_BUILD_RELEASE や NN_BUILD_DEBUG、NN_BUILD_NOOPTを定義してはいけません。
また、Debug ビルドのときは、NN_BUILD_RELEASE や NN_BUILD_DEVELOPMENT を定義してはいけません。
各ビルド時のフラグ定義の詳細は CTR-SDK のビルドシステムを参照して下さい。
CTR-SDK 同梱のビルドシステムと異なるフラグ設定でビルドした場合、正常に動作しない事があります。
CTR-Pia を利用するためには CTR_SDK がインストールされている必要があります。
また、インターネット通信を行うには、CTR-NEX がインストールされている必要があります。
ローカル通信、LAN 通信のみを使用する場合は CTR-NEX は不要です。
CTR_SDK | CTR-SDK 11.5.2 |
CTR_NEX | CTR-NEX 4.2.0 |
また、各モジュールがサポートする最大接続台数は以下の通りです。 要望があればサポート台数の増加を検討していきます。
session | sync | clone | reckoning | |
インターネットマッチメイク | 12 | 8 | 12 | 12 |
ローカルマッチメイク | 8(12) | 8 | 8(12) | 8(12) |
LAN マッチメイク | 4 | 4 | 4 | 4 |
本パッケージをマルチバイト文字やスペースを含まないパスに展開してください。
サンプルデモをビルドするためには、以下の環境変数が設定されている必要があります。
ただし、SampleLibWithoutNex, session/AdvancedWithoutNex については CTRNEX_ROOT が設定されていなくてもビルドが可能です。
下記のパスをインクルードパスに設定し、モジュールに応じたヘッダファイル(nn\pia\common.h, nn\pia\local.h, etc..)をインクルードしてください。
$(CTRPIA_ROOT)\Include
下記のパスにあるライブラリをビルドターゲットに応じてリンクしてください。
$(CTRPIA_ROOT)\Libraries
本パッケージに収録されているのは fast ビルドのライブラリのみになります。
CPU 負荷がボトルネックになりやすい P2P 通信では通常 fast ビルドしか使用されないため、また fast ビルドの検証を充実させるために small ビルドは含めていません。
small ビルドのライブラリが必要な場合は、弊社までご連絡ください。
$(CTRPIA_ROOT)/Samples で omake して下さい。
ネットワークサービス対応のアプリケーション開発には、
OMAS(Online title MAnagement System) への申請が必要です。
Pia ライブラリを使用する場合、 OMAS 申請時の
「NEX マッチメイク」-「使用 P2P ライブラリ」の設定項目は
必ず「Pia」を選択してください。
リリース後に判明した不具合などの最新情報については、開発者サポート Web サイトの「仕様・不具合情報」を参照してください。
付属ドキュメントのリンク一覧を以下に示します。